6 「日本近代化と音楽─国楽・唱歌・五線譜─」(学位論文)
明治期に日本が近代化するにあたり、音楽をどのように用いたか明らかにすることを目的として、次の3つの観点から論述し、日本の西洋音楽導入がいかなる意味で「近代的」な文化政策であったか論じた。(1)「国楽」はいかなる意味において「近代」的な概念であるか。(2)小学校で教授された唱歌は国家主義思想といかなる関係にあったか。(3)五線譜導入が日本の音楽状況にいかなる影響を与えたか。
筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術学専攻平成17年度博士論文