19 「近現代アジアにおける文化アイデンティティ—帝国日本の文化発信ならびに現地での受容と展開—」
植民地の文化に関しては、植民者の被植民者に対する優位が注目されることが多いが、被植民者が植民者の文化を変形しながら受容して新たな混合文化を形成したことも看過できない。本稿はこの両面に注目し、近現代アジアにおける帝国日本の文化工作とその受容・展開について多様な視点から議論した。酒井は日・タイ間の文化事業の事例報告と原稿の編集を担当した。
香港日本語教育研究会、香港城市大学中文・翻訳及言語学学科『第九回国際日本語教育・日本研究シンポジウム 予稿集』、815~822頁