<研究発表・報告>38 「日本とタイのラジオ放送による交流――昭和10年代を中心に」
日タイ言語文化研究会第6回東京大会(大東文化会館・ホール)
昭和10年代の日本とタイの間に、ラジオ放送を通じてどのような交流があったか明らかにするために、外務省の文書、新聞、雑誌等を用いて論じた。管見の限り、日タイ間の放送による交流のもっとも早いものは1932年12月10日におこなわれた。また両国間の定期交換放送は1942年2月28日に開始したが、継続的な実施は短期間で終了したものとみられる。