<研究発表・報告>35 「ドイツ人音楽家クラウス・プリングスハイム(1883−1972)が繋いだ日本とタイ」
日タイ言語文化研究会第5回東京大会(大東文化会館・ホール)
クラウス・プリングスハイム(1883-1972)は、指揮者、作曲家、音楽評論家、音楽教育者として知られる。1931年の来日以来、死去までのほとんどの期間を日本を拠点に活動した。1937−39年に彼はシャム(現在のタイ)に滞在し、現地で音楽学校を設立する計画に関与した。それは実現しなかったが、その後も彼とタイの関係者の間で交流が続いた。本研究では彼とタイの関係者との間でやり取りされた書簡を分析した。