発話機能から見た留学生と日本人学生のピア・レスポンスの可能性(査読付き)
母語話者(以下NS)である日本人学生と非母語話者(以下NNS)である留学生が参加する文章表現のクラスにおいて,ピア・レスポンス(以下PR)を行い,発話機能とそのプロセスの分析を行った。その結果NS-NNSのPRは,NSにとってはわかりやすく自らの発話を組み立てる,NNSにとっては,NSと対等な立場でやり取りを展開する機会を与えるといった意義がある活動であるということができる。
『日本語教育』133号