教師と外国人児童保護者の相互理解に向けて―研究者による両者へのインタビューが果たした役割―
日本社会で日本人と外国人の双方が仕事をしながら共生を実現していくには、日本人(日本語母語話者)同士で使用してきたこれまでの日本語のあり方を見直す必要がある。母語話者と非母語話者が共生するための言語を、岡崎(2002)では「共生日本語」と名づけ、母語を異にする参加者が相互の努力でコミュニケーションに役立つ日本語を創造する必要性が指摘されている。本稿では会議運営の事例をもとにそのあり方を探っていく。
『国際教育評論』第2号