シュトックハウゼンのオペラ《光》の考察 ――《香=印》におけるフォーミュラの分析を通じて――
カールハインツ・シュトックハウゼンの後期作品の代表曲であり、彼が25年の歳月を費やし完成させた連作オペラ<光 LICHT >(1978-2003)の分析を通じて、後期の音楽語法がどのようなものであるかを論じたものである。後期語法の中心である「フォーミュラ技法」の分析を通じて、<光>が、広がり続けた自身の様々な音楽を、一つの<世界>に統合しようとして作曲されたものであることを明らかにした。
昭和音楽大学大学院 【修士論文】