1.音声学から探る声楽指導法
オペラ歌唱研究の第一人者であるフランコフッシ氏に音声学からの声楽指導法についての具体的なお話を様々な資料を交えて伺った。声楽の指導法はこれまで比喩的言語が多く使われていたが、体のメカニズムなどを専門的に知ることなどの生理学的な観点からのアプローチが加われば、その比喩的な表現もうまく機能する。この項ではアンケート結果に関するフッシ氏の見解、今後の声楽の指導法について音声医学的知識の重要性を強調した。
昭和音楽大学研究紀要 №1