8 「〈大東亜共栄圏の音楽〉の構想 ―『音楽公論』(昭和16年11月~昭和18年10月)にみる」(査読付)
昭和初期の音楽専門誌『音楽公論』(昭和16年11月~昭和18年10月)に掲載された言説を分析の対象として、「大東亜共栄圏」に関する思想において、日本あるいは大東亜共栄圏の音楽文化がいかに構想されたか論じた。その結果、音楽が芸術としての高みを目指すことよりも、「生活」と密接に関連するべきと考えられたことが明らかになった。
昭和音楽大学『研究紀要』、第28号、42~53頁