<研究発表・報告>5 「津金澤聰廣・近藤久美(編著)『近代日本の音楽文化とタカラヅカ』について」
洋楽文化史研究会第39回例会(東京大学・駒場キャンパス)
「タカラヅカ」は女性のみにより演じられる独特の「歌劇」で、歴史学、音楽学、文化論、社会学、アート・マネジメント論等において、多様な観点から論じられる興味深い対象である。本発表では、「タカラヅカ」研究の最新の成果(当時)である津金澤聰廣・近藤久美(編著)『近代日本の音楽文化とタカラヅカ』に掲載の諸論考を、ジェンダー論、ポストモダン論等の観点から評し、以後の研究の方向性について検討した。