<研究発表・報告>34 「『ウタノヱホン 大東亜共栄唱歌集』の編纂・刊行とその狙い」
洋楽文化史研究会第90回例会「『ウタノヱホン 大東亜共栄唱歌集』(1943年)の編纂・刊行と「南方」への展開」(池袋ホール)
1943年刊行の『ウタノヱホン 大東亜共栄唱歌集』について、特に「南方」への展開に注目したパネルディスカッションをおこなった(酒井以外のパネリストは松岡昌和、丸山彩、織田康孝の各氏)。酒井は『ウタノヱホン』の企画から編纂、刊行の経緯を整理し、同時代の資料をもとにその狙いを明らかにし、それもとに『ウタノヱホン』の対内的・対外的のそれぞれの意義・目的を考察した。