<研究発表・報告>28 「クラウス・プリングスハイムの事績——〈戦後〉日本を中心に」
洋楽文化史研究会第86回例会(早稲田奉仕園・アイビーハウス)
酒井がクラウス・プリングスハイム(1883−1972)に関してこれまでにおこなった調査・研究のトピックとその成果を報告した。特にアジア・太平洋戦争後の日本への海外音楽家/団体の招聘公演や日本人音楽家の海外留学のうち、彼が関わっていたとみられる事例をとりあげて、彼が日本と海外の音楽界を繋ぐ活動をしていたとみられることは、彼の日本の音楽界への貢献の見逃せない一面でありうると指摘した。