3.心理専門職の語りの協働的分析の試みⅡ
綾城初穂・北村篤司・李健實
概要:ある心理専門職の語りについて、Harreが理論化した「ポジショニング」という理論的枠組みを用いて質的に分析した。また「語り方」という分析の視点を導入し、ポジショニングと語り方の相互関係についても検討を行った。その結果、語りの中で自己が多様に構築されていること、また、それは様々な「他者」の構築と共に行われることが示唆された。
東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース紀要
34号