7 『アルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲と引用 ─自伝的創作をめぐる研究史と3つの解釈─(前編)』
アルバン・ベルクが1935年に作曲し、最後の完成作品となった《ヴァイオリン協奏曲》を対象に、それがいかにして「作曲者自身へのレクイエム」として解釈されるようになったのか、またそれはどのように裏付けられ、さらなる解釈を生み出していったのかを、「自伝的創作」をキーワードに読み解いていこうとするものであり、本編はその前編となる。
昭和音楽大学研究紀要 第35号 6~23頁