10 『両大戦間のオペラと「ジャズ」―シュルホフの《炎》とベルクの《ルル》からの考察(後編)』
両大戦間に手がけられた2つのオペラ、シュルホフの《炎》(1932年初演)とベルクの《ルル Lulu》(未完、1937年初演)において、「ジャズ」がどのように用いられ、またそれがオペラのドラマにおいて、いかなる機能を果たしているのかを考察するもの。本論文は、その後編として、ベルクの場合を扱った上で、2つのオペラにおける「ジャズ」の機能と役割について結論を述べる。
昭和音楽大学研究紀要 第42号 22~34頁