エズラ・スタイルズの「大学計画」とイェール・カレッジの教育課程の変容,1777-1795:カレッジ教育課程における法学導入の意味
1777年スタイルズがイェール学長に就任する直前にカレッジに提出した「大学計画」について、その解釈とアメリカ高等教育史上の位置づけを検討。彼はいわゆる一般教育としての法学をカレッジのカリキュラムに初めて導入した人物であると考えられてきたが、むしろ欧州の専門職養成を中心とした大学の在り方をイェールにもたらそうとするものであり、法学教育もこの考え方に則って導入されたものであるということが判明した。
『大学史研究』第26号、第学史研究会