学士課程とジェネリック・スキル:アメリカのリベラル・エデュケイション史における知識と技能の関係をもとに
本稿は、平成20年に中央教育審議会が答申において発表した「学士力」と、そのモデルとされるAAC&Uの「主要学習成果」を比較し、その差異について検討した。その結果、「学士力」においては「知識」と「能力」が別物として論じれているのに対し、「主要学習成果」には両者の間に連関が見られた。そしてこのAAC&Uの考え方は、アメリカの伝統的なリベラル・エデュケイションの考え方が反映されていると言える。P.17-27。
『三田教育学研究』第23号、三田教育学会