カレッジの教授課程と専門職養成の関係:1777–1828 年のイェールの事例を中心として
イェールにおいてカレッジに附属する医・法・神の専門職養成部門が計画され設立された1777-1828年の期間において、カレッジのカリキュラムがどのように変遷してきたかを検討した。先行研究においては、同時期のカレッジ・カリキュラムは、職業教育というよりは人格教育の側面が強く打ち出されていたと論じられてきたが、本稿の検討の結果、専門職養成部門の設立とカレッジの課程の変更が連動していたことが明らかとなった。
『慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要』第78号、慶應義塾大学大学院社会学研究科