「科学にとっての大学」と「大学の開き方」:エイブラハム・フレックスナーの「近代的大学理念」をもとに
本稿は、教育思想史学会第31回大会シンポジウムへのコメント論文である。同シンポジウムで論点となった「科学の場が大学外に広がるなかでの科学にとっての大学固有の役割」について、エイブラハム・フレックスナーとクラーク・カーの大学の理念に関する議論を基に検討を試みた。その中で筆者は、大学固有の役割として大学院レベルでの専門科学者の要請を挙げた。P.81-87。
『近代教育フォーラム』第31号、教育思想史学会