20世紀前半のアメリカのカレッジにおける共通科目群の発展と学生の動向
本稿は、20世紀前半のカレッジ・カリキュラムの動向と、カレッジ卒業生の進学率との連関を見ることで、当時広まっていった一般教育運動が、学生にとってどのような意義があるのかについて検討を行った。一般教育運動は、学生にとっては全人的な発達といった要素よりも、専門職養成課程へと進学する前提としての、幅広い知識の獲得という点において意味があった、という可能性を示唆した。P.25-35。
『三田教育学研究』第20号、三田教育学会