発達障害児の即興的音楽療法のプロセスおよび効果の検討‐音楽的調和と対象児の行動との関係を中心に‐
1名の発達障害児の子どもに対して行われた即興的音楽療法のプロセスを、対象児の行動が音楽療法士の演奏した音楽と「調和」しているかが、対象児の社会的行動の増減に関係しているか、数量的指標を用いて分析した。その結果、対象児の行動と音楽とが「音楽的に調和」している条件では、社会的行動が増加することが示唆された。
音楽療法 8:11-17, 1998.